発達障がい〈学習障がい、ADHD、アスペルガー、高機能自閉症〉は子どもの障害。だから子どもとその親を援助することが大切。」と思っている方が多いかもしれませんね?
これは半分は正解ですが、じつは十分な理解とは言えません。
発達障がいのある子どもとその親の援助はもちろん大切ですが、その子は大人になってもずっと発達障がいのままなのです。そのことがあまり理解されておらず、今日、この瞬間も、周囲の理解が得られず悩んでいる発達障がい者(大人)が全国にたくさんいるのです。
発達障がいのある子ども向けの「塾」はたくさんあり、親の会もあります。子どもの発達障がいを専門としているクリニックも横浜にあります。しかし、横浜には発達障害者(大人)を専門としているクリニックがありません。
精神障がい者と知的障がい者の相談所や支援者はたくさんあるのですが。もちろんそれは嬉しいことです! でも、発達障がいはどちらも当てはまらないので、精神障がいか知的障がいのどちらかのクリニックに行くしかありません。子どもへの援助はあるのに、大人になると、発達障がいを理解してくれる人を見つけにくいのです。
子どもとその親の支援とともに、悩んでいる成人の支援についても一緒に考えてみませんか?
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